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今日はルーヴル美術館に行こう!と気合いを入れて出かけてみたものの、あっちでもこっちでも列ができて、群衆に酔いそうになってしまうのが実際のところ。 入場料もバカにならないし(といっても9ユーロ。この金額であの充実したコレクションが見られるならかえって安いかもしれません)、せっかく来たんだからできるだけ楽しみたいですよね。 いつもすごい人だかりの『モナ・リザ』のお部屋。スリにも注意してくださいね。 ここでお教えするちょっとした予備知識があれば、きっといつもより数倍楽しい美術鑑賞になると思います。 <何よりもまず!> ルーヴル美術館の日本語公式サイトは充実しているので、出かける前にいろいろ予習をしておくとさらにスムーズに鑑賞できると思います。是非見てみてください。 <できる限り並ばずに入りたい!> *Porte des Lionsの入口で購入 ルーヴルのメイン入り口はガラスのピラミッド下にある通称ナポレオン・ホールですが、そこから入らず、お庭をテクテク歩いてルーヴルのドゥノン翼の端っこにある小さな入り口から入ると空いているのですぐに入場できます。ただし17時にはチケット販売が終了、金曜日は一日中この入り口が閉鎖されますので注意。 またフランス人のきまぐれで(?)開いてるはずの日、時間帯に閉鎖していたり、チケットがないと入れないなんてこともあります...。 ルーヴルの入り口で無料配布される日本語マップにいろいろ書き込んでみました。クリックするとちょっと拡大されます。中央入り口のピラミッドから入らずに、画面左下のporte des Loinsから入ると空いています。このお向かいにあたる画面左上の建物が、以前ご紹介したMusée des arts décoratifs装飾美術館です。 *ガラスのピラミッドホールでクレジットカードで購入 スタッフのいるチケット売り場は混んでいますが、クレジットカードで買える機械はいつも空いています。英語表示もあるはずなので、カードの暗証番号がわかる方はこちらの方が早いはず。JCBは怪しいけど、VISAやMasterカードなら使えます。壊れていることもあるので注意。 *前売りチケットを購入 Fnac(サンラザール駅そば、レアールショッピングセンターなどにあり)、ギャラリーラファイエット、プランタン、ヴァージンメガストア(ルーブル地下ショッピングアーケード、シャンゼリゼ大通りなどにあり)などでチケットを事前購入できるようです。お買い物ついでに購入しておくのもいいかもしれません。ただし、手数料として1ユーロ強とられます。くわしくはこちら。 *Paris Museum Passを買っておく 日本でも旅行会社などによっては購入でき、パリでも購入できる2日間有効(4日券、6日券もアリ)の提携美術館フリーパスです。 ルーヴルをはじめ、オルセー美術館、オランジュリー美術館、ポンピドーセンター、装飾美術館、クリュニー中世美術館など、パリ周辺の60近い美術館、博物館、史跡で使えるので、1日に2つ美術館をハシゴするタフな方にはお得です。 <ちょっとお得なお話> *18歳未満はいつでも無料。年齢を証明できるものを見せて入りましょう。 *26歳未満の方は金曜日の18時から21時45分までの夜間営業では入場料がタダになります!年齢を証明できるものを忘れずに。26歳以上の方も、この時間帯は9ユーロが6ユーロ。 *毎月、第一日曜日はすべての人が入場料タダになります。ただし長蛇の列に並ぶ覚悟が必要。 *重い荷物を持っているときは、一時携帯預かり所に預けましょう。無料で預かってくれます。場所はナポレオン・ホールのリシュリュー翼とシュリー翼の間、シュリー翼とドゥノン翼の間にあります。 *車いすも無料で貸し出してくれます。お年寄りや体の不自由な方、巨大な美術館ですがこれを借りればスムーズに鑑賞できます。 *無料で映画を観ることができます。もちろんアートに関するものばかりですが、ピラミッド下のオーディトリアムの入り口(リシュリュー翼とシュリー翼の間)にプログラムが掲示してあります。 *同じ日であればルーヴル美術館の常設展のチケットでウジェーヌ・ドラクロワ美術館も入場できます。 *18歳以上26歳未満で、もし1年間に2回以上ルーヴル美術館に行くことがあれば、ルーヴル青少年パスを作るとお得です。たった15ユーロで即日発行(ルーヴル地下のショッピングアーケードから入って、逆さピラミッドを通りナポレオンホールに行く左側に申し込みカウンター *フランス在住の方、もしくは旅行で頻繁にルーヴルに足を運ぶ方はルーヴル友の会に入会されるのもいいかもしれません。 年間60ユーロの寄付で、1年間有効のフリーパスがもらえます。会報が送られてきたり、オルセー美術館やポンピドウ美術館の入場料が割引になったり、水曜日と金曜日の夜間はお友達も1人無料で入場することができたりと特典もいろいろあります。 何回も足を運ばないと観きれないほど膨大な所蔵品を抱えるルーヴル美術館。 あまりにも存在が大きすぎて近寄りがたいかもしれませんが、この世界が誇る文化遺産を訪問客に広く楽しんでもらえるような工夫がいっぱいあるのも魅力の一つです。 これからそんな魅力をちょこちょことお伝えできればと思っています。
by paris_musee
| 2008-11-10 00:00
| 有名ミュゼ
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