パリにあるとっておきミュゼをご案内します
by paris_musee
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30
カテゴリ
有名ミュゼ
お城ミュゼ
邸宅ミュゼ
テーマミュゼ
企画展
ミュゼ以外の歴史的建造物
その他
以前の記事
2010年 04月
2010年 03月
2010年 01月
2009年 12月
2009年 11月
2009年 10月
2009年 09月
2009年 08月
2009年 07月
2009年 06月
2009年 05月
2009年 04月
2009年 03月
2009年 02月
2009年 01月
2008年 12月
2008年 11月
2008年 10月
検索
タグ
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
<ヨーロッパ絵画 part 1 有名巨大絵画が大集合 ドゥノン翼1er étage Musée du Louvre>


f0197072_20545691.jpg

ナポレオンホールからDENON翼を見上げたところです。

今回はルーヴル美術館、いよいよ展示室の中へ!

ルーヴル美術館に初めて行ったとき、歴史の教科書や資料集に出てくる作品がたくさんあってとても嬉しかったのを覚えています。
何より驚いたのが、出版物の小さな図版でしか見たことのない作品が意外と大きかったり、反対に小さかったり、色が全然違うものだったり、はたまた印刷にはうつらない細かい筆跡や年月が生んだひび割れを確認できたりと、自分が知ってたハズの作品とは異なっていたことです。
フラッシュをたかなければ撮影も許されていますが、せっかく目の前で作品を観られるのですから肉眼でホンモノの大きさや色やディティールを観ていただきたいと思います。

時間がないけど有名どころの絵画が観たい、絵画作品に圧倒されてみたいという方は迷わずドゥノン翼の1er étage(日本でいうところの2階です)へ直行しましょう。
ナポレオンホールからDENONと表示のあるエスカレーターをのぼり、チケットをスタッフに見せたら左折してギリシャ美術の大きな部屋を通ってください。
奥の階段を上ると大きな彫刻『サモトラケのニケ』像が現れます。余談ですがこのギリシャ神話の勝利の女神ニケからスニーカーで有名なNike(ナイキ)の名前がつけられたそうです。
さあ、この有名な彫刻像の右側のお部屋から始めましょう。

細かく解説していきたいのですが、いい作品がたくさんあってすごく長くなってしまうので、このフロアに展示されてる個人的に絶対チェックしたいと思う作品を選んでみました。
実際に歩いたときに是非探してみてください。( )内は展示してある場所です。
詳しい解説および図版をご覧になりたい方はルーヴルの公式サイトをチェックしてください。

*ボッティチェルリ 『若い婦人に贈り物を捧げるヴィーナスと三美神』 1483-85(展示室1)
15世紀に最盛期を迎えるルネサンスを代表する画家。ルーヴルにはないけど『ヴィーナスの誕生』が有名。この作品は高い技術が要求されるフレスコ画です。

*ラファエロ 『聖母子と幼き洗礼者聖ヨハネ』1483(グランドギャラリー 展示室5)
ルネサンスの3大巨匠のひとり。プクプクした優しい人間像が得意。『美しき女庭師』とも呼ばれている作品です。

*レオナルド・ダ・ヴィンチ 『聖母子と聖アンナ』(グランドギャラリー 展示室5) 『岩窟の聖母』1483-86頃(グランドギャラリー 展示室5) 『モナ・リザ』1503-06(国家の間 展示室6)
言わずと知れたルネサンスの天才画家。輪郭を線で描かずに色をぼかしながら陰影をつけるスフマート技法に注目。『モナ・リザ』以外の作品はガラスケースに入れられてないのでじっくり見ることができます。
彼はフランソワ1世(当時のフランス国王)に気に入られてイタリアからフランスのアンボワーズ城に引っ越し、フランスで亡くなっています。この移動中、片時も『モナ・リザ』を手放さなかったそうです。
本人もルーヴル美術館も大切にしている作品ですが、実は20世紀初頭盗まれたことがあるんです。この作品を盗もうなんて、かなりの度胸がある泥棒ですね。

f0197072_20551797.jpg

大きな画面で人もたくさんいるのできれいに写真にとれません。近づいてじっくり観るしかない!

*ヴェロネーゼ 『カナの婚礼』1562-63(国家の間 展示室6)
『モナ・リザ』の真正面に位置する巨大な絵画。ルーヴル美術館で一番大きな絵画作品です。
お友達画家の似顔絵がこの作品の中(中央の4人のミュージシャン)に隠れています。
画面中央はやっぱりキリスト、おかげで主題の結婚式をしたばかりの新郎新婦は画面右端においやられています...。

*カラヴァッジオ 『聖母の死』1601-05(グランドギャラリー 展示室8)
明暗対比とダイナミックな人物配置でバロックという様式を作り出したと言われる画家。
私生活は酔っぱらっては傷害事件を起こし、監獄へ行ったりと結構アウトローでした。

f0197072_20582313.jpg

『ナポレオンの戴冠式』の一部です。ちょうちん袖にハイウエストのアンピール様式のドレスがこの時代には流行りました。

*ダヴィッド 『ナポレオンの戴冠式』1805-07年(展示室75)『レカミエ婦人』1800(展示室75) 『ホラティウス兄弟の誓い』1784 (展示室75)
ダヴィッドはフランス革命の時代に活躍した新古典主義の画家です。マリー・アントワネットが処刑場に運ばれる最後の姿のラフなスケッチが残されています。
『ナポレオンの戴冠式』はたくさんの人物が描かれていますが、額縁のところに主要な登場人物が誰なのか説明してあります。フランス史が好きな方だったら、知っている名前がたくさん見つかるかもしれませんね。
レカミエ夫人は当時の有力な銀行家のご夫人で、エレガントで趣味もよく彼女のサロンにはたくさんの人が集まりました。ルーヴル美術館の美術工芸コーナーには彼女が使っていたピンクのかわいらしい寝室が展示されています。

*ジェリコー 『メデュース号の筏』 1819(展示室77)
難破したメデュース号の乗客が、今まさに水平線に現れた船に助けを求めるというドラマを実際の事件をもとに描いたロマン主義の大作。画面右上にちょこんと見えるのが船ですが、こんなに遠いところから手を振って気づいてもらえたのでしょうか...。ハラハラしちゃう絵画です。

*ドラクロワ 『民衆を導く自由の女神 』1831(展示室77)  『アルジェの女たち』1834(展示室77) 『サルダナパールの死』1827(展示室77)
展示室77はロマン主義の絵画を集めたお部屋。ロマン主義とは、新古典主義のタテヨコが垂直水平の安定感をもたらすきっちりとした構図や、ギリシャローマなどの古典にちなむ題材などのお約束事が飽きられた反動で起こったものです。
ドラマティックな人の生死だとか、エキゾチック、オリエンタルな異国の話とか、英雄伝説を動きのあるダイナミックな構図で描いているのが特徴。よく見ると手足を広げて辛そうなポーズをさせられてる登場人物がいっぱい。

このドゥノン翼の1er étageは、イタリア絵画、スペイン絵画、大きなサイズのフランス絵画が展示されているフロアで、教科書に載るような有名な作品が多く、一番人気の場所です。
1時間半くらいあればゆっくり見学できると思うので、今回のルーヴルはここの絵画だけ、と割り切って集中して観るのもいいかと思います。


[PR]
by paris_musee | 2008-11-24 00:00 | 有名ミュゼ
<< <貴族のおうち Musée C... <サロンのすすめ Paris ... >>