パリにあるとっておきミュゼをご案内します
by paris_musee
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<万博のために! エッフェル塔 la tour Eiffel>
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こちらシャンドマルス公園から見たエッフェル塔。この公園も広大で、この位置からエッフェル塔まではすごく離れています。夏は芝生でピクニックする人がたくさん!メリーゴーランドもロバもいます。

先週はオルセー美術館の建物がパリ万国博覧会のために作られた鉄道駅だったというお話をしました。
万国博覧会、略して万博。
日本でも大阪万博、つくば博、愛知万博と開催された、あの「万博」と一緒です。
いろんな国が開催地に一同に集まり、その時代のすぐれた技術、イチオシのテーマを各国パビリオンでひろく展示するというのが万博の目的でしょうか。
商品技術のオリンピックのようなものをイメージしていただければわかりやすいかと思います。

沢山の国が参加する国際的な博覧会は1851年のロンドン万博が世界初。
19世紀、20世紀には世界中で万博が大流行、パリでは9回も行われています。
万博は3ヶ月から半年も開催されている国をあげてのお祭りなので、会場となる建物はもちろん、目玉となる建造物を作ったりするんです。
大阪にある「太陽の塔」も1970年の大阪万博のために岡本太郎によって作られたモニュメントです。
今パリにあるシャイヨー宮(1937年)、パレ・ド・トーキョー(1937年)、グラン・パレ(1900年)、オルセー駅(1900年)、アレクサンドル3世橋(1900年)、エッフェル塔(1889年)などはパリ万博のときに作られた建造物なんですよ。
万博がなかったらパリはもっと質素だったでしょうね。

ちなみに日本は第2回パリ万博から江戸幕府として参加、展示品もさることながら、ちょんまげで羽織袴姿の使節団に西洋人はびっくり!
エキゾチックな出で立ちが話題になりました。
流行に敏感な印象派のアーティストたちはいち早くこの「オリエンタル」なイメージを作品に取り入れます。
そう、印象派の中でジャポニズムが流行ったのも、パリ万博と関係があったのです。
モネもゴッホもセザンヌも会場に来ていたのかもしれませんね。

第4回パリ万博で作られたモニュメントがエッフェル塔でした。
1889年に行われたこの万博は、展示面積も増やし、規模を大きくしようと気合いが入っています。
何故ならフランス革命から100周年の記念すべき年だったからです。
記念になるようなスゴイ建造物を建てようとコンペが開かれ、そこで選ばれたのがギュスターヴ・エッフェルのタワー。
エッフェルさんはNYにある自由の女神像の骨組みを作ったり、パリのリヨン駅やブタペストの駅を作ったりしていた技術者でした。
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セーヌ川をまたいだ向こう岸の丘、トロカデロ駅にあるシャイヨー宮からの眺め。

建設は2年2ヶ月と5日というスピードで行われました。こんな突貫工事でありながら、死者がでなかったこともすごいことでした。
幅が125m、1階までが57m、2階までが115m、3階までは250m、てっぺんまでの高さが312mの世界一の塔(1930年にNYのクライスラービルにその世界一の座は奪われてしまいました)が出来上がります。
まだ映画もメトロもライト兄弟の飛行機もなかった時代ですから、人々はびっくりしたに違いありません。
賛否両論、非難囂々のエッフェル塔は、エッフェルさん自ら1889年3月31日に国旗を掲げるセレモニーで幕をあけます。
オープニング当初から最新式のエレベーターが備えられ、階上からパリが一望できるというもので人気を博しました。
おかげでこの時の万博は3225万人と前回の2倍の人出になります。
万博後は入場者が激減し取り壊しの計画もあったのですが、タワーてっぺんにテレビとラジオのアンテナをつけたり、軍の通信に使うという役割を与えられ存続の危機を免れました。
エッフェルさんは一般客が入れない4階に科学者のための研究室兼事務所をつくり、彼らの研究や実験に大きく貢献したといわれています。
1960年代頃から万博当時の入場者数を上回る観光のメッカになり、今ではフランスといえばトリコロールにエッフェル塔というくらい世界的に有名なシンボルとなっています。

公式サイトに載っている「数字で見るエッフェル塔」をご紹介しましょう。
5分 エコを意識して時間が短縮しましたが1時間に5分だけキラキラと点滅します。遠くから見るとエッフェル塔が震えているみたいでかわいい!

5位 2004年の記録ですが、観光客がパリで訪れる人気スポットでは意外にも5位。ちなみに1位はノートルダム寺院、2位ディズニーランド(!?)、3位サクレクール寺院、4位ルーヴル美術館、6位ポンピドウセンター、7位ヴェルサイユ宮殿、8位ラ・ヴィレット、9位オルセー美術館、10位自然史博物館だそうです。2位のディズニーランドにはびっくりです。

324m 建築当初は312mでしたがアンテナが付け加えられ現在は324mあるそうです。東京タワーより低いのですね。

1665段 最上階までの階段の数です。

1991年 セーヌ川とエッフェル塔が世界遺産に登録されました。

250万本 使われている鋲の数。

300万ユーロ 7年に一度ペンキを塗り直していますが、その1回のペンキ代です。ペンキは3色で頂上に行くほどトーンが明るくなってます。

10100トン 総重量。鉄骨だけでも7300トン!
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アルマ・マルソー橋から見たエッフェル塔。この橋のたもとにセーヌ河を遊覧する船、バトー・ムーシュがあり、ディナーをしながらエッフェル塔を見上げるのも素敵です。

いつも混んでいて実はまだのぼったことのないエッフェル塔ですが、ふもとのシャンドマルス公園の芝生に寝そべって下から見上げるのが一番好きです。本当に大きくて、しばし時間を忘れてしまいますよ。
またシャイヨー宮のベストシューティングスポットから見下ろすのも素敵。
セーヌ川にかかる橋(特にアルマ・マルソー橋)からの眺めも夕暮れ時なんかロマンチックです。
時間とお金のある方はエッフェル塔の2階にある有名シェフ、アラン・デュカスがプロデュースする1つ星レストランJules Verneで、パリの景色を見下ろしながらお料理を食べてみてはいかがでしょうか。
ちなみにシャンドマルス公園近くのサン・ドミニク通り(rue St-Dominique)やその周辺にはおいしいケーキ屋さん、パン屋さん、チーズ屋さん、チョコレート屋さん、レストランなどがひしめいていますので、エッフェル塔まで行かれたらついでにお土産を買いに散歩するのも楽しいですよ。
とにかくパリに来たら絶対に足を運んでいただきたい、存在感のあるタワーです!

エッフェル塔
最寄り駅 メトロ6番線 Bir-Hakeim駅 6・9番線 Trocadero駅 8番線 Ecole Militaire駅
     RER C線 Champ de Mars-Tour Eiffel駅
入場料 エレベーター 1階まで4,80ユーロ 2階まで7,80ユーロ 3階まで12ユーロ
    階段 4ユーロ (25歳未満 3,10ユーロ)
営業時間 9:30から23:00まで (9:00から24:00まで 6月下旬から8月まで)
レストランのサイト
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by paris_musee | 2009-02-16 00:00 | ミュゼ以外の歴史的建造物