パリにあるとっておきミュゼをご案内します
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さすがは本場、充実のフランス絵画 パート4 ルーヴル美術館 リシュリュウ翼+シュリー翼2e(3階)
皆様、夏休みはいかがおすごしでしょうか。
先週は勝手ながらお休みを頂きました。
今週もまたルーヴル美術館のフランス絵画の続きをお送りします。

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外からの光が強くてななめからの写真になってしまいました...
こういう作品、ご覧になったことがありますか?
私は学生時代の美術の時間に、やたらとしわをよせた布の上のワインのボトルやフランスパン、レモンや本を描かされた記憶があります。
布のやわらかいしわやガラス瓶の光沢、その他のモチーフの質感の違いがなかなか描けなくて、とても苦労しました。
こういう静物画を見ると、やっぱり画家は上手なんだなーと当たり前ながら感心してしまいます。
きっと画家にとって、ガラスの透明感や植物のみずみずしさ、布の柔らかい質感、紙のペラペラした質感なんか、まさに画家の技量を存分に発揮できるモチーフだったんでしょうね。

だからといって、「ホラ、上手だろうー!」と自己満足に浸るためにこういう絵を描いたんじゃないんですよね。
17世紀頃になると、教会や王様だけでなく、お金持ちになった市民も画家に絵を依頼するようになります。
彼らの家は教会や宮殿なんかに比べたらとても小さいので、作品のサイズも小さくなるし、あまり仰々しい宗教画よりはインテリアの邪魔にならないような風景画や静物画が好まれるんです。
オランダをはじめ、17世紀にはガーデニングも流行り、自然に対する関心も高くなってくるのに関係があるのかもしれません。
フランスは他の国から遅れて静物画というジャンルが成立しました。
フランス人の静物画家としては、この『チェス盤のある静物』を描いたリュバン・ボージャンが第一人者と見なされています。
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もう一度じっくり観てみましょう
さて、この絵に描かれているものを見てみましょう。
まず右奥にあるのが八角形の鏡、でも何も映っていません。
手前に半分に折ったチェス盤があって、手前にはトランプ、ベロアのお財布、リュート(弦楽器)、楽譜。
奥にはグラスに注がれたワインとパン。
そして画面中央にカーネーションを挿した水の入った透明の花瓶が描かれています。

材質は木、ベロア、紙、水、植物、パン、ガラスですね。
質感もバッチリ描き分けられています。

こういう静物画はだいたい「五感」が描かれています。
視覚ー鏡
聴覚ーリュート
触覚ーお財布、チェス盤、トランプ
味覚ーパン、ワイン
嗅覚ーカーネーション
こちらも完璧。

そして、静物画なのにちょっと宗教的というか、教訓めいたことが暗に示されているんですよ。
パンとワインはキリストの肉と血を表していますし、
お財布やチェス、トランプは賭け事、つまり享楽や人間の堕落を表します。
ギターは恋の企みに使われますし、花ははかなさの象徴です。
希望を映し出すはずの鏡が真っ暗なので、これもいずれ死を迎えるという示唆です。
全部ひっくるめると、人間の営みには限りがあるんだから、賭け事や恋愛といった快楽にばかりうつつを抜かして堕落せずに、信仰心を持って生きなさいということでしょうか。
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ジャック・リナールのこちらの静物画は何が描かれているでしょうか?
静物画じゃなくてもこういうモチーフはよく出てくるんですが、他には、
本、科学や数学の道具は知のはかなさを、硬貨、宝石、武器、王冠は富や権力のはかなさを、そしてタバコやお酒、楽器やゲームは享楽のはかなさを表します。
骸骨や時計、砂時計、ろうそくの火、花は人生のはかなさを、麦の穂や月桂樹は永遠の生の復活のシンボルだったりします。
静物画でもとりわけヴァニテと細かいジャンル分けをしたりもします。ヴァニテとは「むなしさ」のことです。
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こちらのジョルジュ・ドゥ・ラ・トゥールの『マグダラのマリア』もこの原則が生きています。骸骨=避けられない運命(死) 鏡=人間のはかなさ 炎=使い果たされてしまう時間を象徴。ちなみに彼の有名な『大工の聖ヨセフ』は日本に巡回中です!ルーヴル美術館展は今京都でしょうか?お近くの方、是非観に行ってくださいね
といっても、高校の美術の先生が現代に「人生は無常なので信仰心を!」というメッセージを伝えたくて静物画を描かせる訳がないので(日本ですしね)、静物画はやっぱり絵の技術をはかるのにもってこいのジャンルなのです。
17世紀当時でも、教訓的メッセージはあるものの、モチーフの質感の描き分け、モチーフの配置の妙、色彩やボリューム感など美的価値観によって注文主から依頼が来たりしたのでした。
私たちもこういう作品を見るときに、単純に「うわ〜、本物のベロアみたい!」とか「おいしそうな果物!(よく見ると虫食いがあったりしますが)」とか「昔の人はこういう遊びをしてたんだー」と見たままに感じていいと思います。
でもこういう約束事を思い出すと、また別の視点からも鑑賞ができますよね。

今日は絵解きみたいなお話しになってしまいました。
ではまた来週!


住所   rue de Rivoli 75001(正式な住所はMusée du Louvre。メトロを出たらすぐわかると思います)
メトロ  1番線、7番線 Palais Royal-Musée du Louvre
開館時間 水曜日から月曜日 9時から18時(水曜日と金曜日は22時まで)
チケット 常設展とドラクロワ美術館 9ユーロ (水曜日と金曜日の18時から6ユーロ)
ナポレオンホールの企画展のみ 9.5ユーロ
常設展と企画展 13ユーロ (水曜日と金曜日の18時から11ユーロ)
毎月第1日曜日は入場無料
日本語公式サイト


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by paris_musee | 2009-08-17 00:00 | 有名ミュゼ
さすがは本場、充実のフランス絵画 パート3 ルーヴル美術館 リシュリュウ翼+シュリー翼2e(3階)

<17世紀 フランスのバロック=古典主義>
17世紀はヨーロッパ中でバロック旋風が吹き荒れた時代でした。
明暗対比に劇的な一瞬を、フツーの風景の中にとけ込ませるのが特徴です。

シモン・ヴーエというフランス人が帰国した1627年が、フランス絵画の転向の年と言われています。
すごいですね、生まれ故郷に戻って来ただけで、絵画史が変わってしまうんですよ。
彼はローマやヴェネツィアでカラヴァジスムを学んでいたんですが、ルイ13世に呼ばれて王の首席画家となります。
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『神殿への奉献』というこの作品は、ルイ13世の宰相リシュリューに頼まれてパリの教会に奉納された作品。
バロックまっただ中の時代の、カラヴァッジオに影響を受けた画家の作品です。
うーん、でもかなりカラフルで、背景の建物が水平線と垂直線を作っていて落ち着いた雰囲気をもたらしていますよね。
これがドラマチックなバロックと言われるとちょっと違う。
明るい色彩はヴェネツィアの作家の特徴とも言われていて、ヴーエもヴェネツィアにいたのでそれに影響されたのでしょう。
背景もギリシャ風の柱なんかがあって古代建築ですよね。
古代建築に遠近法、人間のプロポーションも理想的!
しいて言えば、イタリアの盛期ルネサンスみたいじゃないでしょうか。

そう、フランスは盛期ルネサンスを飛び越えてマニエリスムを取り入れてしまったので、こういう古典主義風な作風が新鮮だったんです。
17世紀のフランスはバロックというより盛期ルネサンスに近いのです。
でも前の時代に後戻りした、というわけではなく、バロックの別解釈で「古典主義」がクローズアップされたと言う方が正しいようです。
ルーヴルの解説パネル(かなーり専門的な解説をした日本語パネルがあるんですよ。私も勉強させていただいています)にも「古典主義」というカテゴリーが使われています。

では17世紀フランスの「古典主義」の代表作家をご紹介しましょう。
なにはなくとも、ニコラ・プッサン。
「フランスの」と言っておいて、彼は24歳のときにイタリアに行ったっきり、ルイ13世に呼ばれて滞在した2年間を除いて死ぬまでローマで過ごしていました。
彼もすごいですよね、ほとんどイタリア人になっちゃってるのに、忘れられるどころかフランス絵画の代表作家。

彼が得意としたテーマは古代の歴史や神話、旧約聖書などです。
やっぱりヴェネツィアの画家のティツィアーノやヴェロネーゼに影響を受けたので、明るい色使いです。
ルーヴルにはかなりプッサンの作品があるんですが、どれも黄色、青、赤のギリシャ風衣装で、古代建築が描かれています。
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私の好きな作品は『ソロモンの審判』
あるところに赤ちゃんが2人生まれます。でも1人はすぐに死んでしまいました。
2人の母親は、残った赤ちゃんの本当の母親は私だと言い張ります。
2人はソロモンの前に行って、本当の母親はどちらか決めてもらうことにしました。
ソロモンは刀を取り出し、赤ちゃんを2つに切り裂いて2人にわけようとします。
母親のひとりは、あの女にあげてもいいから赤ちゃんを殺さないで!と叫びます。
もうひとりは、殺してしまえ!と叫びます。
こうして本当の母親がわかった、という旧約聖書のお話。
左奥の男が、いままさに宙づりにした赤ちゃんを切り裂こうとしています。
左の女性がやめてと叫び、ぐったりとした赤ちゃんを抱いた右の女性は恐ろしい顔をしてやってしまえ!と怒鳴っている場面ですね。
ドラマチックな場面ですが、水平垂直の建築物を入れて落ち着いた構図にしています。

この先に円形のお部屋(展示室16)があって、4枚の作品が展示されています。
これもプッサンの『四季』という作品。死の1年前に描かれた最後の完成作品だそうです。
春夏秋冬を1枚ずつ描いているんですよ。
どれがどの季節かわかりますか?
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春は裸の男女が森の中にいる作品。アダムとイブの場面です。時間は早朝。
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夏はみんなが収穫をしている作品。ルツとボアズの場面(あまり有名ではないですが)。時間は太陽が真上から照りつける正午。
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秋は大きなブドウを運んでいる作品。カナンの葡萄の場面。夕暮れ時です。
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冬は洪水の作品。ノアの大洪水の場面で、黄昏時。
これらはリシュリューに依頼されて制作しましたが、球戯をして王に負けてしまったので、のちにルイ14世のコレクションになります。

このニコラ・プッサン、その後のアーティストにどのように見られていたのでしょうか。
「古典主義」の巨匠だったことをふまえると、
同時代のリュベンスやヴェネツィア派からは不人気、
18世紀のロココの画家ブーシェやフラゴナールからも支持されず、
19世紀の新古典主義のダヴィットやアングルからは絶大な人気でしたが、
ロマン主義の画家からの評価は低く(でもドラクロアは絶賛)、
19世紀末の印象派のセザンヌやドガのお手本となり、
20世紀にはピカソなどのキュビズムや抽象表現主義の画家にも人気でした。
プッサンとピカソの共通点なんてあまり思いつきませんが、こんな風に画家たちは過去の作品を参考にしたり反発したりして、自分たちの思想と混ぜながら新しい画風を作っていくんですね。

まだまだ先は長いのに、モタモタしてしまいました。
来週は「静物画の見方」についてお話ししたいと思います。


住所   rue de Rivoli 75001(正式な住所はMusée du Louvre。メトロを出たらすぐわかると思います)
メトロ  1番線、7番線 Palais Royal-Musée du Louvre
開館時間 水曜日から月曜日 9時から18時(水曜日と金曜日は22時まで)
チケット 常設展とドラクロワ美術館 9ユーロ (水曜日と金曜日の18時から6ユーロ)
ナポレオンホールの企画展のみ 9.5ユーロ
常設展と企画展 13ユーロ (水曜日と金曜日の18時から11ユーロ)
毎月第1日曜日は入場無料
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by paris_musee | 2009-08-03 00:00 | 有名ミュゼ
さすがは本場、充実のフランス絵画 パート2 ルーヴル美術館 リシュリュウ翼+シュリー翼2e(3階)

<16世紀末から17世紀 バロックの時代>
美術の様式にはだいたい名前がついていて、ちょっとお勉強的になってしまうのがタマにキズですが、特徴を分類する上で便利なのでおつきあいいただきたいと思います。
「バロック」というのも様式の名前で、ルネサンスの後に登場します。
私が聴講していたルーヴル学院の授業でも、近代美術はバロックから始まりました。
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彼がカリスマ・バロック画家のカラヴァッジオ。なんだかとっつきにくそうなお顔に見えませんか
バロックと言えばカラヴァッジオ。この人はイタリアの人です。バロックのカリスマ画家。
実は彼、才能はあるんですがお酒を飲むと人が変わってしまい、何度も刑務所に入れられたワケアリの画家。
ある日、決闘をして相手を殺してしまったこともあるんです。

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こちら『聖トマスの懐疑』という作品。イエスの復活を目撃しなかった使徒のトマスが、実際にイエスの聖痕に指を突っ込んでやっと信じる、というシーンです。光が差し込んで明暗対比がハッキリしているのと、イエスもトマスも聖人というよりフツーの人っぽく描かれ、さらに劇的な場面を題材にしていますよね。この作品はドイツのサンスーシ宮にあります
こんな激情型の性格を反映してか、彼の描く絵画はとてもダイナミック。
暗い室内に明るい光が差し込む明暗対比と、動きのある場面や劇的な一瞬をリアルに描くのが特徴です。
宗教的なテーマでも、それをわざと日常にありがちな風景の中にとけ込ませたりします。
フツーの人に見えても、それがキリストだったりするのです。
そんなカラヴァッジオの作風は、そのままバロックの特徴といってもいいでしょう。
彼はイタリアから一歩も出ず、若くして死んでしまったのですが、この革新的な作風を学ぼうとヨーロッパ中からアーティストが集まり、バロックがヨーロッパへと広まりました。
カラヴァッジオの作風を取り入れた画家を「カラヴァジスム」の画家と言ったりします。

カラヴァッジオが大好きだったテーマのひとつに『女占い師』というのがあります。
この作品もルーヴルにあるので、見比べてみましょう。
女に占いをしてもらう場面なのですが、よく見ると占ってもらってる男の手からそーっと指輪を抜き取られている場面だったりします。
自分の運命を知りたいという欲求はみんな持っているけれど、その誘惑に負けてしまうとダマされたりするから気をつけなさい、という教訓でしょうか。
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ニコラ・レニエの『女占い師』は、右の占ってもらってる白人女性のポケットからいままさにお財布が抜き取られているところが描かれています。
それだけかと思いきや、後ろの白人男性が占い師から鶏を盗んでいる瞬間も描かれています。だましだまされ...。
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ヴァランタン・ドゥ・ブーローニュの『女占い師』も、中央の占い師の手には男性から抜き取った指輪のようなものが見えますし、彼女のポケットのお財布(多分これも前のお客さんから盗んだであろう)を左端の男が盗ろうとしている場面が描かれています。
この2人の「カラヴァジスム」のフランスの画家は直接カラヴァッジオに師事したわけではありませんでしたが、フランスのカラヴァジスムの作家として活躍しました。

カラヴァッジオ。
問題を起こすたびにイタリア中を逃げ回る38年間の短い人生でしたが、その革新的な作風はどこへ行っても人気で仕事の依頼が切れることはありませんでした。
殺人まで犯したのに、その依頼主が教会だったというのも、いかに画家として信頼されていたかがわかりますよね。
彼の作品が同時代のイタリアだけでなく、その後のヨーロッパの絵画史に与えた影響もすごいものでした。
人生と作品の価値のギャップが大きくて、興味深い画家のひとりです。

まだまだフランス絵画の展示室は続きます。
カラヴァッジオがフランス絵画に与えた影響はどんなものだったのでしょうか。
次回はそんなところをお話ししたいと思います。


*最初の2点の作品はwikipedia Franceからお借りしました。


住所   rue de Rivoli 75001(正式な住所はMusée du Louvre。メトロを出たらすぐわかると思います)
メトロ  1番線、7番線 Palais Royal-Musée du Louvre
開館時間 水曜日から月曜日 9時から18時(水曜日と金曜日は22時まで)
チケット 常設展とドラクロワ美術館 9ユーロ (水曜日と金曜日の18時から6ユーロ)
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by paris_musee | 2009-07-27 00:00 | 有名ミュゼ
さすがは本場、充実のフランス絵画 パート1 ルーヴル美術館 リシュリュウ翼+シュリー翼2e(3階)


当たり前ですが、フランスにはフランス絵画がいーっぱいあります。
その首都パリでしたら、ルーヴル美術館、オルセー美術館、ポンピドウ美術館の3大美術館を回れば、フランス絵画史の傑作のほとんどを見ることができると言っても言い過ぎではないでしょう。

今週からルーヴル美術館のフランス絵画を何回かにわたってご紹介したいと思います。
どれもこれもご紹介したいのですが、中でもとくに有名な作品や画家をピックアップしていきます。
リシュリュウ翼から入場して、エスカレーターで最上階の2e(日本式3階)まで上っていきましょう。

<14世紀 フランス最古の絵画>
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ルーヴル美術館に展示されているフランス絵画は14世紀から始まります。
現存する最古のフランス絵画のひとつがコレ、『ジャン2世善良王の肖像画』。
壁画だったらもっと古いものが残されていますが、持ち運べる小さな絵画ではヨーロッパでももっとも古いものなんですって。
で、この人はイギリスとの百年戦争のまっただ中に君臨したヴァロア朝の2代目王。
イギリスの捕虜になってしまい、ロンドンで亡くなります。
中世の絵画(主に宗教画)は人物が理想化されて描かれていますが、これは意外にリアル。
友達の田舎の結婚式なんかに出席すると、こういうお顔の親戚がいたりします。
親しみやすい王様に見えるのは私だけでしょうか。

<15世紀、16世紀 フランスのルネサンス=フォンテーヌブロー派>
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ルネサンスと言えばイタリア。当時のモードの発信地はフランスではありませんでした。
洗練されていない田舎のフランスは、イタリアに憧れてその様式をマネします。
ジャン・フーケが描いた『シャルル7世の肖像』は、素朴な『ジャン2世善良王の肖像』に比べて衣のヒダとかベロアの質感なんかがより繊細に描かれています。
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約1世紀後のジャン・クルーエによる『フランソワ1世の肖像』はさらに衣装の質感が写実的で、奥行きを感じさせる空間が描かれています。

ルネサンスというのは、中世の理想化され抽象的に描かれている人物像に比べて、古代ギリシャ・ローマの彫刻などのように調和がとれ、本物そっくりに描かれるよういろいろな工夫がされた時代でもあります。
そうして背景に正確な遠近法が用いられたり、陰影の付け方など新しいテクニックが生まれるんです。
テーマもキリスト教だけでなく、ギリシャローマの神話などが取り上げられました。
フランスでは、クルーエの肖像画の張本人、フランソワ1世が本場のイタリア人アーティストを自分の城に招聘して芸術を擁護しました。
晩年のレオナルド・ダ・ヴィンチをフランスへ呼んだのも彼なんです。
以前ご紹介したフォンテーヌブロー城もフランスルネサンスの舞台になっています。
その場所にちなんで、この時代の絵画様式を「フォンテーヌブロー派」と呼んでいます。

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こちらの作品はフォンテーヌブロー派の初期の作品。
フランスのルネサンスの作品です。
とはいいつつ、おなじみのレオナルド・ダ・ヴィンチなんかの作品とは全然違いますよね。
実はフランスで流行したルネサンスは、イタリアのいわゆる3巨匠、レオナルド・ダ・ヴィンチ、ラファエッロ、ミケランジェロが活躍した盛期ルネサンスではありませんでした。
盛期ルネサンスを通り越して、その後のマニエリスム(「マンネリ」の語源です)を輸入したというのが実のところ。
乱暴に言うと、マニエリスムってルネサンスの「調和」にこだわりすぎたあまりマンネリ化し、人物が8頭身や9頭身と間延びしてしまった様式です。
ホラ、ギリシャ神話のお約束の三美神やキューピッドが出て来たり、花々がきれいに咲いているんですが、キューピッドは子供らしくなくて中途半端に成長してしまってカワイくありません。
他の人物も手足が長くて頭が小さくて、よくみると変なプロポーションの不思議な作品になっていると思いませんか。
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こちらの作品が後期フォンテーヌブロー派の代表的作品、『ガブリエル・デストレとその姉妹の一人』。
左手に指輪を持っている右の人物がガブリエル。アンリ4世の子供を妊娠したことを表しているのです。
左にいるのが姉妹。ガブリエルの乳首をつまんでいる仕草が面白いですね。
奥にいる召使いが縫っているものは、子供の産着とも言われています。
陰影の付け方、奥行き表現、上品な仕草と洗練されたフォルム、そして神秘性がフォンテーヌブロー派の作品の特徴です。

今日はここまでです。
本場イタリアの芸術をフランスにもってくるとき、どうしても時差が生じたり、違うところにスポットが当てられたりして、そのまんまの芸術様式とは違うものになってしまうんですね。
来週お話しする時代も、イタリア直輸入のはずがフランス独自の絵画様式に発展してしまいます。
それではまた来週!

住所   rue de Rivoli 75001(正式な住所はMusée du Louvre。メトロを出たらすぐわかると思います)
メトロ  1番線、7番線 Palais Royal-Musée du Louvre
開館時間 水曜日から月曜日 9時から18時(水曜日と金曜日は22時まで)
チケット 常設展とドラクロワ美術館 9ユーロ (水曜日と金曜日の18時から6ユーロ)
ナポレオンホールの企画展のみ 9.5ユーロ
常設展と企画展 13ユーロ (水曜日と金曜日の18時から11ユーロ)
毎月第1日曜日は入場無料
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by paris_musee | 2009-07-20 00:00 | 有名ミュゼ
<ヨーロッパ絵画 part 2 北方絵画 リシュリュウ翼2e étage Musée du Louvre>
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お正月のパリ、なんと大雪が降って零下10度を記録しました。本当ならエッフェル塔まで見える景色が真っ白です。
またまたルーヴル美術館に戻ってきました。
今日はルーヴルの目玉のひとつ、北方絵画のお話です。

ヨーロッパ大陸の北の方、ドイツ、オランダ、ベルギーなどの絵画を集めた展示室がリシュリュウ翼の2e étage(日本で言う3階)にあります。
リシュリュウ翼のエスカレーターを最上階まで上りつめたところから入ると、1~3の展示室はフランスの絵画となっていますが、向かって左の展示室4からオランダの絵画を見ることができます。

個人的にルーヴルの北方絵画の階はお気に入りのひとつです。
前に見たドゥノン翼の有名絵画は実際に観ると圧倒されるものの、迫力がありすぎて疲れてしまい、最後は「あ、知ってる」「これ教科書で見た」という確認作業になってしまうことが多いのです。
でもここは全体的に作品は小さく、派手さがなく、素朴な静物画もたくさんあって、森の中を散歩しているようなゆったりした気分で観ることができるんです。
もちろん有名な画家の作品はたくさんありますが、ヨーロッパ人の田舎の別荘のサロンに飾ってありそうな、何の変哲もない静物画、風景画、人物画も多くてくつろげるのかもしれません。
それはフランスとかイタリアとかイギリスといった歴史を引っ張って来た大国ではない、自然豊かな北の小さな国々の画家の素朴な視点で描かれた世界だからでしょうか。

日本の実家にいるのと同じ犬が作品に描かれていたりして、そんな動物の描写にもいやされたりしています。
空想上の生き物や本物のような精巧さで描かれた洋服、当時食べていたものなどちょっと変わった面白いモチーフをクローズアップして楽しんだりしています。
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画面にひっそりと描かれた空飛ぶ未確認生物。
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階段広場に展示してある大きな絵。当時の魚屋さんでしょうか。

北方絵画を観るとき、ちょっと頭に入れておきたいのが「宗教」です。
キリスト教であることに変わりはないのですが、それがカトリックかプロテスタントかが重要になってきます。
というのも、16世紀の宗教改革後は単純化するとカトリックが厳粛なキリスト教世界を守り、プロテスタントはその世界観を緩和するような方向に向かうからです。

当時ネーデルランドと呼ばれていた現在のオランダ、ベルギー、ルクセンブルグの地域は、17世紀にこの宗派を巡ってフランドルとオランダに2分します。
フランドルはカトリックだったのでキリスト教色が強く保守的で、反対にオランダはプロテスタントだったので宗教色が弱まり、当時の経済の発展・市民階級の台頭とともに、新しく自由な精神を感じる絵画や当時の市民の風俗が描かれます。

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フランドルの絵画で見逃せないのは展示室18のリュベンスの大作が並べられたお部屋。
王権をカトリックの力とともに強化したこの国で宮廷画家として活躍したリュベンスです。
この作品はフランスのルイ13世のお母さん、『マリードメディシスの生涯』という作品で、色彩豊富でダイナミックで豪華な大作です。
もちろんモチーフが王妃であるからですが、リュベンスが描く女性はふくよかで母性あふれそしてとても上品です。

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人がいっぱいいたので斜めから撮ったら光が入ってしまいました。辛抱強く順番を待って正面から写真を撮らないとダメですね。
オランダ絵画ではやっぱりフェルメールでしょうか。
この作品『レースを編む女』の前にはいつも人だかりができているのですぐにわかるはずですが、すごくすごく小さな作品です。
彼は寡作な作家だったので、フェルメール展をどこかでやるたびに貸し出し中になってしまうことが多いのが難点です。
よく見るとフェルメールブルーと言われる美しい青色のクッションの下から出ている赤と白の糸が結構いい加減に描かれているのです。
ほのぼのとした暖かいフェルメールのまなざしがこの絵にはよく現れています。
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自分の肖像画をたくさん描いたレンブラントも是非観てくださいね。
展示室内に何枚か自画像があるのでレンブラントの顔がどのように老けていくのかをチェックできますよ。

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この人の描く中性的な人物を見ると、浮世絵師の鈴木春信を思い出します。
ドイツ絵画で私が好きなのはクラナッハ。ニュルっとした子供とも大人とも言えない官能的な裸体が特徴です。
後ろの風景もおとぎ話に出てきそうな不思議な建物と湖、肌の白さを一層強調する深緑の木々で、ドイツの森のシンとした空気が伝わってくるようです。

この北方絵画の階は必ず毎日開いているというわけではないようです。
現在は木曜日と金曜日の夜間に一部閉鎖しているみたいですが、スケジュールはよく変わるのでサイトでチェックしてください。
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by paris_musee | 2009-01-19 00:00 | 有名ミュゼ
<ルーヴル歴史散歩 2 19世紀のフランスへ Musée du Louvre>

先週は中世のルーヴルをお伝えしました。
今日はかなり最近のルーヴルの歴史散歩をしてみたいと思います。
実は私が一番好きなルーヴルの展示室でもあります。
世界中から集めて来た古代の作品群も圧倒されますが、やはり本場で見せつけられるフランスの歴史の奥深さには脱帽してしまいます。

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このヒゲの紳士がナポレオン3世。奥様のウジェニーさんの肖像画が正面に飾られています。
歴史の舞台は19世紀中頃、第2帝政時代のパリ。
主人公はナポレオン3世。
フランス革命の後に現れるナポレオン・ボナパルトの甥っ子です。
1848年に大統領となり、オスマン男爵とともに古くて汚いパリの下水道やシャンゼリゼなどの大通りなどを整備し、現在も残るパリの美しい景観づくりに全力投球しました。
ルーヴルからほど近いオペラ座(ガルニエ宮)を作らせたのも彼でした。
どんな旅行者でも息をのむパリの美しい都市計画を実行したのはナポレオン3世なのです。
パリの近代化に一役買ったそんな彼の居室がリシュリュー翼1er étageに残っています。

ナポレオンホールからRICHELIEUのエスカレーターをのぼり、係員にチケットを見せて右折、エスカレーターを上ってください。
エスカレーターを上ったらUターンしてObjet d’Artと書いてある方へ行きましょう。
小さな売店、カフェ、お手洗いなどがあり、その突き当たりからスタートです。

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最初はこんな可愛らしい小部屋が続きます。
1861年にこのナポレオン3世の居室の改修の終了後、1871年から1989年に大蔵省が引っ越すまでここは大蔵省が使用しており、一般公開されていませんでした。
それゆえ保存状態もよく、この時代の装飾様式の典型を完璧な形で残しているため、とても価値ある展示室なのです。
最初のお部屋を入るなり壁紙やボワズリー(壁に施された木の装飾、彩色されているものもあります)、シャンデリアに目を奪われます。このインテリアは第2帝政時代の装飾様式で、ルイ14世様式に影響を受けていて壮麗豪華なのが特徴です。
例えば深紅のベルベットに金色に塗られた木で作られたソファや椅子、ゴージャスで明るい照明は、政治・経済が成熟した当時のフランスを体現するような絢爛豪華さです。
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だんだん重厚で豪華な雰囲気になっていきます。

部屋を進むと書斎、第一のサロン、控えの間、家族のサロン、大サロン、サロン・テアトル、小さな食堂、大食堂と続きます。
最初の小さな部屋にはThiersさんのコレクションであるギリシャやエジプト、日本の印籠などの小さなオブジェが展示されています。
小部屋ですがボワズリーも暖炉も壁紙も照明もうっとりするくらい素敵です。窓から見えるドノン翼の建物も風情があります。
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写真に収まりきれないほど広い大サロン。その絢爛豪華さに息を飲んで立ち止まる場所です。
そして突然表れる大サロン。ピアノが置かれ、たくさんの赤いソファや椅子が、さきほどまで舞踏会をしていたかのような豪華さを残してたたずんでいます。
次の部屋はサロン・テアトル。ナポレオン3世とウジェーヌ妃の肖像画が向かい合わせにかけられています。ここでは音楽会が催されていたそうです。
小さな食堂はトロンプロイユ(だまし絵)のようになった壁画が、いままでのまばゆいばかりのゴージャスさを緩和させてくれるような自然主義なタッチで描かれほっと一息できます。すぐ横の大食堂に目が奪われてしまいますが、こちらもしっかり観ていただきたいと思います。
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ちょっとクラシカルな落ち着いた内装の食堂。テーブルがとにかく長い!
さて、ナポレオン3世の居室群のメインディッシュはなんといってもこの大食堂。
映画でみたような、小説で思い描いたような、貴族の晩餐会でのシーンに欠かせない長い長いテーブルにたくさんの茶色の革張りの椅子が並びます。
さきほどの赤を貴重にしたサロンとは違い、とてもシックな印象を受けます。
黒に金ブロンズを施した荘重な調度品、食堂にふさわしい狩猟をテーマにした絵画も飾られています。
黒や茶を基調にしたのは、これからいただく食事の彩りが映えるようにとの配慮でしょうか。
それにしても一度でいいからこんなところで素敵な晩餐会に呼ばれてみたい。

そう、このナポレオン3世の居室群を訪れるときは、招待客の一人になったつもりで歩いてみてはいかがでしょうか。
女性なら当時はやっていたボリュームのあるドレスを優雅に着こなす貴婦人になって、男性なら胸にたくさんの勲章をつけてたっぷりとひげをたくわえた紳士になって、控えの間で隣の人と談話したり、大サロンでアペリティフをいただきながらピアノの調べを聴いたり、サロン・テアトルでカルテットを聴いたりして、いよいよ大食堂でごちそうに舌鼓。

私はこの展示室に足を踏み入れてから、急に19世紀のフランスに興味を持ち、当時の風俗が描かれた小説を読むようになりました。
19世紀のフランスって内実ともにとても豊かで華やいだ時代だったんですよね。
パリには歴史的な逸話のある美術館が結構多いので、当時にタイムスリップしたふりして鑑賞するのが気に入っています。

モナリザのあるドノン翼からは離れていますが、時間があまったら是非是非訪れてほしい場所です。
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by paris_musee | 2008-12-15 00:00 | 有名ミュゼ
<ルーヴル歴史散歩 Musée du Louvre>
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この作品に描かれているお城が中世のルーヴル宮。オリジナルの作品はルーヴルではなく、パリ郊外のシャンティイ城のコンデ美術館に所蔵されています。

ルーヴルの歴史はどれくらい前に遡ることができると思いますか?
約200年前、フランス革命の後1793年に美術館としてオープンしました。
美術館としてもかなり古株ですが、ルーヴルの建物自体は800年前、この地に建てられた城塞がもとになっているんです。

1985年にミッテラン大統領の指揮のもと、『Grand Louvre』(グラン・ルーヴル)計画がスタートします。
当時リシュリュー翼には大蔵省が入っていて、地下のナポレオンホールなどもなく、展示室が全然足りない状態でした。
そこで大蔵省には12区のセーヌ河畔の建物に引っ越しをしてもらって、ガラスのピラミッドとナポレオンホールを作り、展示スペースを拡大、名実共に世界最大級の美術館を目指したのです。
その『Grand Louvre』計画を進めるために敷地内を掘り起こしたところ、噂通り800年前の城壁の基礎が発掘されました。

ここからルーヴルの古くて新しい展示空間が生まれたのです。
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まずナポレオンホールのシュリー翼のエスカレーターをのぼりチケットを見せると、両側にHISTOIRE DU LOUVREというお部屋があります。
ここは発掘調査の模様や、作品に描かれたかつてのルーヴルの姿や、ルーヴルの建物がどのように拡大していったかがわかるようになっています。
中にルーヴルの建物の変遷がミニチュアで再現されているのですが、それを簡単に説明しますと...
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これは13世紀頃のルーヴル。右側がセーヌ河で、ミニチュアの上の方にある円柱の塔(主塔)とそれを囲む宮殿が見えます。中央より下の畑は現在のチュイルリー庭園がある辺り。
1190年 フィリップ・オーギュスト王が、ヴァイキングの襲撃に備えて主塔をルーヴルの地に作らせる
1380年 シャルル5世によって主塔を囲むように住居(宮殿)ができる
1572年 ヴァイキングの襲撃の心配がなくなったので、国王フランソワ1世が城塞のシンボルであった主塔を壊し王宮を生まれ変わらせる
    カトリーヌ・メディシスがチュイルリー庭園をつくらせる
1610年 アンリ4世の死後、チュイルリーにあった宮殿とルーヴル宮殿をつなぐグランド・ギャラリー(現在のドノン翼、『モナリザ』などが展示されている長い回廊部分)をつくらせる
1678年 ルイ14世がヴェルサイユ宮殿に引っ越したので改装は中止となり、長い間放置される
1793年 ルーヴル美術館オープン
1871年 チュルリー宮が燃やされ、放置されていた廃墟は10年後に取り壊される

ルーヴルは、現在のシュリー翼を中心にまず主塔が建てられその周りに王宮ができ、次にチュイルリー庭園が整備され、現在のドノン翼であるグランドギャラリーが増築、最後の最後にリシュリュー翼ができたことになります。
最初から現在のルーヴルの巨大な建物ができたわけではなく、増築と改修を何世紀にもわたって繰り返した結果なのですね。
しかもその間ずっと工事が続けられていた訳ではないので、元王宮にアーティストがアトリエを構えたり、政治家が集まったり、浮浪者が不法占拠して荒廃したりと、いろいろな住人がそれぞれの生活を繰り広げていたのでした。

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ちょっとインディジョーンズみたいな探検をしている気分!?
さて、シュリー翼の展示室で今見られるのは、中世のルーヴルの王宮の基礎部分の遺跡です。
スタッフも常駐しておらず、ちょっとヒンヤリしているので怖がりの人はお友達と一緒に行くか、他のお客さんの後をついていきましょう。
順路に従っていくと、ちょうど王宮の周りを巡らせたお堀の部分を歩くことになります。
なんてことない石を積み上げた壁ばかりですが、単なる石ととるか、800年の歴史を見るかはみなさんの想像力次第。
途中でサンルイの部屋という真ん中に柱頭がある真っ暗な部屋に行くことができます。
天井が低くて不気味ですが、13世紀のサン・ルイ王治下の古いものだそう。
16世紀には城塞としての中世のルーヴルは役目を終え、主塔など多くが壊されてしまいましたが、この部屋やお堀の一部は地下深く眠っていたのでその後ひょっこりと発見されたというわけです。

実は私たちが考える絵画や彫刻などいわゆる「美術作品」の展示は、ルーヴルのコレクションの中ではほんの一握りなのです。
ルーヴル美術館は考古学博物館的要素が意外にも大きいのです。
歴史の舞台としてのルーヴル鑑賞もなかなか感慨深いですよ。
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by paris_musee | 2008-12-08 00:00 | 有名ミュゼ
<ヨーロッパ絵画 part 1 有名巨大絵画が大集合 ドゥノン翼1er étage Musée du Louvre>


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ナポレオンホールからDENON翼を見上げたところです。

今回はルーヴル美術館、いよいよ展示室の中へ!

ルーヴル美術館に初めて行ったとき、歴史の教科書や資料集に出てくる作品がたくさんあってとても嬉しかったのを覚えています。
何より驚いたのが、出版物の小さな図版でしか見たことのない作品が意外と大きかったり、反対に小さかったり、色が全然違うものだったり、はたまた印刷にはうつらない細かい筆跡や年月が生んだひび割れを確認できたりと、自分が知ってたハズの作品とは異なっていたことです。
フラッシュをたかなければ撮影も許されていますが、せっかく目の前で作品を観られるのですから肉眼でホンモノの大きさや色やディティールを観ていただきたいと思います。

時間がないけど有名どころの絵画が観たい、絵画作品に圧倒されてみたいという方は迷わずドゥノン翼の1er étage(日本でいうところの2階です)へ直行しましょう。
ナポレオンホールからDENONと表示のあるエスカレーターをのぼり、チケットをスタッフに見せたら左折してギリシャ美術の大きな部屋を通ってください。
奥の階段を上ると大きな彫刻『サモトラケのニケ』像が現れます。余談ですがこのギリシャ神話の勝利の女神ニケからスニーカーで有名なNike(ナイキ)の名前がつけられたそうです。
さあ、この有名な彫刻像の右側のお部屋から始めましょう。

細かく解説していきたいのですが、いい作品がたくさんあってすごく長くなってしまうので、このフロアに展示されてる個人的に絶対チェックしたいと思う作品を選んでみました。
実際に歩いたときに是非探してみてください。( )内は展示してある場所です。
詳しい解説および図版をご覧になりたい方はルーヴルの公式サイトをチェックしてください。

*ボッティチェルリ 『若い婦人に贈り物を捧げるヴィーナスと三美神』 1483-85(展示室1)
15世紀に最盛期を迎えるルネサンスを代表する画家。ルーヴルにはないけど『ヴィーナスの誕生』が有名。この作品は高い技術が要求されるフレスコ画です。

*ラファエロ 『聖母子と幼き洗礼者聖ヨハネ』1483(グランドギャラリー 展示室5)
ルネサンスの3大巨匠のひとり。プクプクした優しい人間像が得意。『美しき女庭師』とも呼ばれている作品です。

*レオナルド・ダ・ヴィンチ 『聖母子と聖アンナ』(グランドギャラリー 展示室5) 『岩窟の聖母』1483-86頃(グランドギャラリー 展示室5) 『モナ・リザ』1503-06(国家の間 展示室6)
言わずと知れたルネサンスの天才画家。輪郭を線で描かずに色をぼかしながら陰影をつけるスフマート技法に注目。『モナ・リザ』以外の作品はガラスケースに入れられてないのでじっくり見ることができます。
彼はフランソワ1世(当時のフランス国王)に気に入られてイタリアからフランスのアンボワーズ城に引っ越し、フランスで亡くなっています。この移動中、片時も『モナ・リザ』を手放さなかったそうです。
本人もルーヴル美術館も大切にしている作品ですが、実は20世紀初頭盗まれたことがあるんです。この作品を盗もうなんて、かなりの度胸がある泥棒ですね。

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大きな画面で人もたくさんいるのできれいに写真にとれません。近づいてじっくり観るしかない!

*ヴェロネーゼ 『カナの婚礼』1562-63(国家の間 展示室6)
『モナ・リザ』の真正面に位置する巨大な絵画。ルーヴル美術館で一番大きな絵画作品です。
お友達画家の似顔絵がこの作品の中(中央の4人のミュージシャン)に隠れています。
画面中央はやっぱりキリスト、おかげで主題の結婚式をしたばかりの新郎新婦は画面右端においやられています...。

*カラヴァッジオ 『聖母の死』1601-05(グランドギャラリー 展示室8)
明暗対比とダイナミックな人物配置でバロックという様式を作り出したと言われる画家。
私生活は酔っぱらっては傷害事件を起こし、監獄へ行ったりと結構アウトローでした。

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『ナポレオンの戴冠式』の一部です。ちょうちん袖にハイウエストのアンピール様式のドレスがこの時代には流行りました。

*ダヴィッド 『ナポレオンの戴冠式』1805-07年(展示室75)『レカミエ婦人』1800(展示室75) 『ホラティウス兄弟の誓い』1784 (展示室75)
ダヴィッドはフランス革命の時代に活躍した新古典主義の画家です。マリー・アントワネットが処刑場に運ばれる最後の姿のラフなスケッチが残されています。
『ナポレオンの戴冠式』はたくさんの人物が描かれていますが、額縁のところに主要な登場人物が誰なのか説明してあります。フランス史が好きな方だったら、知っている名前がたくさん見つかるかもしれませんね。
レカミエ夫人は当時の有力な銀行家のご夫人で、エレガントで趣味もよく彼女のサロンにはたくさんの人が集まりました。ルーヴル美術館の美術工芸コーナーには彼女が使っていたピンクのかわいらしい寝室が展示されています。

*ジェリコー 『メデュース号の筏』 1819(展示室77)
難破したメデュース号の乗客が、今まさに水平線に現れた船に助けを求めるというドラマを実際の事件をもとに描いたロマン主義の大作。画面右上にちょこんと見えるのが船ですが、こんなに遠いところから手を振って気づいてもらえたのでしょうか...。ハラハラしちゃう絵画です。

*ドラクロワ 『民衆を導く自由の女神 』1831(展示室77)  『アルジェの女たち』1834(展示室77) 『サルダナパールの死』1827(展示室77)
展示室77はロマン主義の絵画を集めたお部屋。ロマン主義とは、新古典主義のタテヨコが垂直水平の安定感をもたらすきっちりとした構図や、ギリシャローマなどの古典にちなむ題材などのお約束事が飽きられた反動で起こったものです。
ドラマティックな人の生死だとか、エキゾチック、オリエンタルな異国の話とか、英雄伝説を動きのあるダイナミックな構図で描いているのが特徴。よく見ると手足を広げて辛そうなポーズをさせられてる登場人物がいっぱい。

このドゥノン翼の1er étageは、イタリア絵画、スペイン絵画、大きなサイズのフランス絵画が展示されているフロアで、教科書に載るような有名な作品が多く、一番人気の場所です。
1時間半くらいあればゆっくり見学できると思うので、今回のルーヴルはここの絵画だけ、と割り切って集中して観るのもいいかと思います。


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by paris_musee | 2008-11-24 00:00 | 有名ミュゼ
<ルーヴル攻略法 〜展示室に入る前に〜 Musée du Louvre>

今日はルーヴル美術館に行こう!と気合いを入れて出かけてみたものの、あっちでもこっちでも列ができて、群衆に酔いそうになってしまうのが実際のところ。
入場料もバカにならないし(といっても9ユーロ。この金額であの充実したコレクションが見られるならかえって安いかもしれません)、せっかく来たんだからできるだけ楽しみたいですよね。
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いつもすごい人だかりの『モナ・リザ』のお部屋。スリにも注意してくださいね。

ここでお教えするちょっとした予備知識があれば、きっといつもより数倍楽しい美術鑑賞になると思います。


<何よりもまず!>
ルーヴル美術館の日本語公式サイトは充実しているので、出かける前にいろいろ予習をしておくとさらにスムーズに鑑賞できると思います。是非見てみてください。


<できる限り並ばずに入りたい!>
*Porte des Lionsの入口で購入
ルーヴルのメイン入り口はガラスのピラミッド下にある通称ナポレオン・ホールですが、そこから入らず、お庭をテクテク歩いてルーヴルのドゥノン翼の端っこにある小さな入り口から入ると空いているのですぐに入場できます。ただし17時にはチケット販売が終了、金曜日は一日中この入り口が閉鎖されますので注意。
またフランス人のきまぐれで(?)開いてるはずの日、時間帯に閉鎖していたり、チケットがないと入れないなんてこともあります...。
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ルーヴルの入り口で無料配布される日本語マップにいろいろ書き込んでみました。クリックするとちょっと拡大されます。中央入り口のピラミッドから入らずに、画面左下のporte des Loinsから入ると空いています。このお向かいにあたる画面左上の建物が、以前ご紹介したMusée des arts décoratifs装飾美術館です。

*ガラスのピラミッドホールでクレジットカードで購入
スタッフのいるチケット売り場は混んでいますが、クレジットカードで買える機械はいつも空いています。英語表示もあるはずなので、カードの暗証番号がわかる方はこちらの方が早いはず。JCBは怪しいけど、VISAやMasterカードなら使えます。壊れていることもあるので注意。

*前売りチケットを購入
Fnac(サンラザール駅そば、レアールショッピングセンターなどにあり)、ギャラリーラファイエット、プランタン、ヴァージンメガストア(ルーブル地下ショッピングアーケード、シャンゼリゼ大通りなどにあり)などでチケットを事前購入できるようです。お買い物ついでに購入しておくのもいいかもしれません。ただし、手数料として1ユーロ強とられます。くわしくはこちら

*Paris Museum Passを買っておく
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日本でも旅行会社などによっては購入でき、パリでも購入できる2日間有効(4日券、6日券もアリ)の提携美術館フリーパスです。
ルーヴルをはじめ、オルセー美術館、オランジュリー美術館、ポンピドーセンター、装飾美術館、クリュニー中世美術館など、パリ周辺の60近い美術館、博物館、史跡で使えるので、1日に2つ美術館をハシゴするタフな方にはお得です。


<ちょっとお得なお話>
*18歳未満はいつでも無料。年齢を証明できるものを見せて入りましょう。

*26歳未満の方は金曜日の18時から21時45分までの夜間営業では入場料がタダになります!年齢を証明できるものを忘れずに。26歳以上の方も、この時間帯は9ユーロが6ユーロ。

*毎月、第一日曜日はすべての人が入場料タダになります。ただし長蛇の列に並ぶ覚悟が必要。

*重い荷物を持っているときは、一時携帯預かり所に預けましょう。無料で預かってくれます。場所はナポレオン・ホールのリシュリュー翼とシュリー翼の間、シュリー翼とドゥノン翼の間にあります。

*車いすも無料で貸し出してくれます。お年寄りや体の不自由な方、巨大な美術館ですがこれを借りればスムーズに鑑賞できます。

*無料で映画を観ることができます。もちろんアートに関するものばかりですが、ピラミッド下のオーディトリアムの入り口(リシュリュー翼とシュリー翼の間)にプログラムが掲示してあります。

*同じ日であればルーヴル美術館の常設展のチケットでウジェーヌ・ドラクロワ美術館も入場できます。

*18歳以上26歳未満で、もし1年間に2回以上ルーヴル美術館に行くことがあれば、ルーヴル青少年パスを作るとお得です。たった15ユーロで即日発行(ルーヴル地下のショッピングアーケードから入って、逆さピラミッドを通りナポレオンホールに行く左側に申し込みカウンターがあります)してくれます。

*フランス在住の方、もしくは旅行で頻繁にルーヴルに足を運ぶ方はルーヴル友の会に入会されるのもいいかもしれません。
年間60ユーロの寄付で、1年間有効のフリーパスがもらえます。会報が送られてきたり、オルセー美術館やポンピドウ美術館の入場料が割引になったり、水曜日と金曜日の夜間はお友達も1人無料で入場することができたりと特典もいろいろあります。


何回も足を運ばないと観きれないほど膨大な所蔵品を抱えるルーヴル美術館。
あまりにも存在が大きすぎて近寄りがたいかもしれませんが、この世界が誇る文化遺産を訪問客に広く楽しんでもらえるような工夫がいっぱいあるのも魅力の一つです。
これからそんな魅力をちょこちょことお伝えできればと思っています。

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by paris_musee | 2008-11-10 00:00 | 有名ミュゼ
<なんといってもルーヴル美術館! Musée du Louvre>


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パリに来たことがある人でルーヴルに行かなかった人の方が多分少ないくらい、この美術館は「行かなきゃいけない」スポットとなっていますよね。
何年か前に流行った小説『ダ・ヴィンチコード』の舞台をめぐるツアーなんかもあって、ルーヴル人気はとどまるところを知りません。

そして「見なきゃいけない」作品と言えば、『モナ=リザ』『サモトラケのニケ』『ミロのヴィーナス』『レースを編む女(フェルメール作)』などなど。
ただ、困るのがひとつひとつの作品がものすごーく離れて展示されていること。
もし1時間半の自由時間しかなかったら、これらの作品を観るために館内をかけずり回らなければなりません。
ダイジェスト版だと、そのとなりにある隠れた名作に気づかずに通り過ぎてしまったり...。
これだと「とりあえずルーブルに行った」程度の思い出しか残らないかも。

限られた旅行日程なのだから忙しいのは仕方がないですが、考え方をガラっと変えてひとつのテーマにそって集中的に観るという手もあります。
ルーヴル美術館はいつも混んでいますが、有名どころ以外のお部屋は意外とガラガラで、作品をじっくり観ることができます。
ガラスのピラミッドのホールで無料配布している日本語のフロアガイドとにらめっこして、リシュリュー翼、ドゥノン翼、シュリー翼のうち一番近い入り口から入って目当てのお部屋に直行、ゆっくりと作品鑑賞ができたら、ルーブルの思い出ももう少し濃いものになるかもしれません。

私がご提案するテーマ別鑑賞はつぎの通り。( )内は一番近い入り口と階(フランス式)です。
いきなり全部はご紹介できないので、これからのんびりとお話ししていければと思います。

*ルーブル宮殿の歴史(中世) 中世の要塞跡やルーヴル宮の歴史を一望できます(シュリー翼entresol)

*ルーブル宮殿の歴史(19世紀) ナポレオン3世の豪華絢爛な居室も展示されています(リシュリュー翼1er étage)

*古代エジプト美術(シュリー翼Rez-de chausséeと1er étage)

*古代ギリシャ、ローマ美術(ドゥノン翼entresolと1er étage)

*古代オリエント美術(シュリー翼&リシュリュー翼Rez-de-chaussée)

*ヨーロッパ絵画(ドゥノン翼1er étageとシュリー翼2e étage)

*北方絵画(リシュリュー翼2e étage)

*ヨーロッパ美術工芸(リシュリュー翼&シュリー翼1er étage)

*フランス彫刻(リシュリュー翼entresolとRez-de-chaussé)

さて、これだけ大きな美術館なので、足は疲れるし、のどは乾くし、ちょっと一息つきたくなりますよね。
館内にはいくつかカフェが併設されているのでそこで途中休憩もいいですが、私のおすすめは美術館の外からアクセスするCafé Marly。(一度出口から外にでなければいけません)
カフェ・マルリーはモデルのような美男美女がサーブしてくれて、テラス席からはルーブルのピラミッドが見えるし、室内もゴージャスな空間になっています。
夜中まで空いているので、観光客の帰った後、夜景のロマンチックなルーブルを楽しむのも素敵。
カフェメニューだけでなく、ごはんもアルコールもあってかなり使えます。
ここでのんびりコーヒーを飲みながら、12世紀に始まったルーブルの歴史に思いを馳せたりするのが大好きです。


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ロワイヤル橋から見えるルーヴルの建物。右側に写っている建物はルーヴルの学校として使われています。


住所   rue de Rivoli 75001(正式な住所はMusée du Louvre。メトロを出たらすぐわかると思います)
メトロ  1番線、7番線 Palais Royal-Musée du Louvre
開館時間 水曜日から月曜日 9時から18時(水曜日と金曜日は22時まで)
チケット 常設展とドラクロワ美術館 9ユーロ (水曜日と金曜日の18時から6ユーロ)
ナポレオンホールの企画展のみ 9.5ユーロ
常設展と企画展 13ユーロ (水曜日と金曜日の18時から11ユーロ)
毎月第1日曜日は入場無料
日本語公式サイト


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by paris_musee | 2008-11-03 00:00 | 有名ミュゼ